新1年生にできてほしい生活のアレコレ!

コラム【学校教育】
保護者ママ
保護者ママ

今度、子どもが1年生になります。

「小1プロブレム」もあるって聞いて、心配です。

学校ではどんなことができていたらいいですか。

そっちょく先生
そっちょく先生

保護者はもちろん、子どももたくさんの不安を抱えて入学してきます。いろいろな不安要素の中でも生活面のことは、入学前から少しずつお家で不安を解消しておきたいですね。

小学校に入学して、はじめの4月は「小学校に慣れる」ということが授業のメインです。

45分間の授業は、15分・15分・15分に区切り、子供たちの集中力が続かないことも教師は念頭に置いています。

ベネッセの教育情報サイトでは、年長さん向けに生活面で準備しておくべきこととして、以下の6つをあげています。

●早寝・早起き

●毎朝、朝ごはんを食べる

●あいさつ・返事がしっかりできる

●自分で着替えができ、脱いだ服をたためる

●おうちの手伝いがしっかりできる

●自分のしたいことをはっきり伝えられる

【2020年度新入学】年長さんからやっておきたい小学校の入学準備|ベネッセ教育情報サイト (benesse.jp)

これらが家でできているのは、生活リズムを整えたり、学校で生活したりする上でとても大切です。

その上で今回は、生活面で新小学1年生にもっとできててほしいことを紹介します。

少しハイレベルかもしれませんが、お子さんはしっかりできているのか?!

ご家族で入学前に一緒にチャレンジしてみてください!

和式トイレを使う

和式トイレしかない小学校は、ほぼないと思いますが、まだまだ学校によっては洋式2・和式1という比率のところもあります。

当然子供たちは、洋式トイレに入りたがりますので洋式の列ができます。

「授業が始まりますよ~」と声がかかっても、

「先生。私は座る方のトイレしかできません」という女子を見かけます。

また、校外学習に行って公共施設のトイレを使う場合にも困ります。

幼稚園や保育園も洋式化されていて練習する機会がない子もいます。

男子も女子も、ご家庭で近隣の公園に出かけた際に和式トイレを使う練習しておきましょう。

ぞうきんをしぼる

1年生の掃除は、6年生が当番制で手伝いに来てくれることが多いです。

6年生が「俺、1年生のぞうきん絞りすぎて手がいてぇ」と嘆く姿が4月は多く見られます。

1年生の絞り方が甘いことで、水道からポタポタと水滴の跡がつき6年生としては何度掃除しても悲しい目に合うので、代わりに自分が絞ってあげたようです。

ぞうきんは、絞り方のコツをつかめば子供の力でも十分に水をきることができます。

参考リンク:ぞうきんの正しい絞り方を学ぼう!子どもの握力UPにも! – Chiik!

ぞうきん掛けをする

お子さんはぞうきん掛けをするときに、膝をついていませんか?

現代は、生活の洋式化でしゃがむ動作が苦手である子供が増えています。

しゃがむと言う動作は、股関節、膝関節、足関節(足首)の最大に近い屈曲が必要となります。特に、足関節の可動域の柔軟性が低い場合は、このしゃがみ込みができず、踵が床から離れてしまうか、後ろに転がってしまいます。

しゃがめない子どもたち – 医療トピックス|中野区医師会 (nakano-med.or.jp)

しゃがんだ体勢でぞうきん掛けができないと、学校では広い範囲を掃除しますからズボンやスパッツの膝部分はすぐに汚れたり穴が開いたりしてしまいます。

お家のクイックルワイパーにはしばらく休んでもらい、家族でしゃがんでぞうきん掛けをしましょう!

ほうき、ちりとりで掃き掃除をする

お家のお掃除は、掃除機を使いますが、学校はほうきとちりとりを使っています。

幼稚園や保育園で少しずつ慣れている子もいますが、入学後初めてほうきを使う子もいます。

使い方がわからなかったり、うまく使えなかったりすることでお友達とトラブルになることもあります。

振り回したらゴミが飛び散ってしまうことや一定の方向に動かすことをお家でも実践してみてください。

できる子は、自分でほうきをもちながら、ちりとりを動かせると先生からのポイントも上がりますよ!

鉛筆削りを使う

ご家庭では、電動の鉛筆削りをご使用になることが多いかと思います。

毎日削る必要がありますので、長い目で見て電動がおすすめです。

ただ、学校に置いてある鉛筆削りや、普段筆箱に入れている鉛筆削りは手動です。

電動のように自動で止まらないので、いつまでも削り続けてすぐに鉛筆が小さくなってしまう子が新学期は続出します。

新しく買いそろえたものでなくていいので、お家の鉛筆をいい具合に削るという練習をしてみましょう。

傘をたたむ

入学したての、4月に雨が降ると1年生はフル装備でやってきます。

カッパ

レインブーツ

担任をしていた経験から、カッパを上手くたためていた子を見たことがありません。

「お母さんが着せた」と言って、学校について脱ぐのも一苦労です。

「せっかくランドセルまですっぽり入るカッパを買ったのに」を思われる親御さんもいますが、自分で後始末できないものは使えません。

1年生は、ランドセルカバーもあるので、そんなにランドセルも傷みませんから傘とレインブーツで十分です。

しかし、傘を上手くたためない子はせっかく早く学校に到着しても、玄関でずいぶん時間を使ってしまいます。

家ではついつい手伝ってしまうことですので、晴れている時間のある時に練習することをおすすめします!

※折り畳み傘は、畳むのがかなり難しいので1年生にはおすすめしません!長い傘を置き傘にしましょう。

牛乳を200ml飲む

各自治体で牛乳の容器に違いはあるものの、200mlという量は変わらないでしょう。

一食で牛乳を200ml飲むのは、慣れない子供にとってとても辛いことです。

幼稚園や保育園では、お茶や持ってきた水筒から飲みますが、小学校ではどんなメニューにも牛乳200mlです。

(たまに牛乳メーカーの休業によってジョアになります)

普段の食事で少しずつ量を増やして練習しましょう!

おぼんを運ぶ

小学校では、給食をおぼんにのせて配膳します。

1年生の1学期に1番多い事件は、おぼん落下事件ではないかと思うほど、おぼんを落とす子は多いです。

しっかりしてて真面目な子でも落としますから、不注意ではないのです。

おぼんを落とす理由は、おぼんを水平に保つことができないからです。

子どもにとって、おぼんで物を運ぶ経験は、おままごとの中でしかなかったことです。

それをいきなり食事の盛り付けられたお皿をのせて運ぶのですから、大変なことです。

・おぼんの横を持つこと

・お皿がどう配置されていたら水平を保ちやすいか

・おぼんを持ちながら30歩~50歩を歩く

食事の配膳を手伝ってもらいながら、親子で確認してみてください。

最後に

小学校入学は、人生の大きな節目です。

卒園式の時には、みんな新しい小学校生活に希望をもっていますが、一か月後の入学式では不安がいっぱいになってしまう子が出てきてしまいます。

子どもは不思議と親の心配が移ったりするものです。

今回紹介した生活面でのアレコレを練習してお子さんが自信をもって、笑顔で入学し楽しい学校生活を送ることができることを願います。

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