「小学校の保護者会に参加するって、ドキドキする…」
という保護者の方は意外と多くいます。
幼稚園や保育園の場合、親同士が知っているということがありますが、小学校の場合は知らない親と初めて顔を合わせる場でもあります。
今回は、保護者会にこれから参加する方に向けて、心構えや気を付けるべき点などをまとめて紹介したいと思います。
子供や学校に協力的な心をもつ
仕事を休んだり、前々からスケジュールに組み込んでいたりしなければ、保護者会には参加できません。
特に学年が上がって初めての保護者会は、担任の先生の話や人柄について直接知ることのできるチャンスです。
積極的に参加しましょう。
保護者の中には、
「忙しいけど、仕方なく来た」
「保護者会、PTAなんて無くなればいいのに」
というオーラ前回の方もいます。
せっかく学校に来て、子供の様子が分かる機会にそんな心持では残念です。
役員決めなどもありますから、「子供の学校での生活のために協力します!」という姿勢を見せると、担任にも周りの保護者にも好印象です。
はじめから終わりまで参加する
時間に遅れることはNGです。また、途中で抜けることも印象が良くありません。
「下の兄弟の都合で…」
「習い事に送る関係で…」
と途中退出する保護者の方がたまにいらっしゃいますが、周りの保護者には
「役員決めから逃げた?」
「私だって帰りたい…」
などと、よく思わない人もいます。
もしどうしても、途中で抜けなければいけない場合、メモや連絡帳で事前に担任に連絡をしておきましょう。
また、役員を引き受けられるようであれば、
「〇〇委員がもし決まらなければ、引き受けさせていただきます」
など、一筆添えておくと、役員決めの時に反映できるため、印象が悪くならずに済みます。
担任や周りの保護者に聞きたいことを整理しておく
大人ばかりの保護者会は、普段子供に聞いてもパッとしなかったことを、周りの大人に聞けるチャンスです。
「筆箱の中身はどんなものを持たせている?」
「毎日の準備は、自分でやっている?」
など、同じクラスの子はどうしているのかを知ることは、保護者が子供に何かを促すときの目安となります。
また、
「〇〇ちゃんは、こうしているんだってよ」
と、良い行いはシェアすることで、子供の意識づけにつながります。
逆に、言いすぎると友達と比べられているようで傷ついてしまうことがありますので、注意が必要です。
保護者会の前に、
- 担任に聞きたいこと
- 周りの保護者に聞きたいこと
を1つずつ考えておくことで、今後の学校生活に安心して送り出せるでしょう。
保護者の雰囲気を知ればOK
自分以外の保護者がみんな仲良しだったらどうしようと考える保護者の方がいますが、都会に限っては全くありません。
毎年、皆さんドライな感じがします。
無理に≪仲良くしなきゃ≫という考えは、持たなくていいでしょう。
役員となった場合は、連絡先を交換しなければなりませんが、そうでなければ特に話していない保護者の方はたくさん見受けられます。
保護者会では、保護者の雰囲気・年齢層・考え方などを知ることさえできれば大丈夫です。
我が子の情報はほどほどに
保護者会での懇談の際に、担任から
- 自己紹介
- お子さんの様子
について話す場面などがあります。
我が子のことをついつい細かく話してしまう保護者の方がいますが、本当に他の保護者に知っておいてほしいことかをよく考えて発言した方がいいのでは…と思う場面がよくあります。
「夜尿症があって…」
「計算力がなくて…」
など、保護者にとっては悩みを共有するつもりかもしれませんが、子供にとっては知られたくないことを大勢に暴露されていることがあります。
担任に知っておいてほしいことと、ほかの保護者に知っておいてほしいことは、分けて我が子の個人情報の流出に気を付けるようにして発言しましょう。
まとめ
保護者会は、大人たちが集まって、普段の子供たちの様子を共有できる数少ないチャンスです。
コロナが収束し、対面での開催ができるようになった今だからこそ、子供の学校生活のために保護者ができることを共有したいですね。
今回は、保護者会に向けてのポイントを
- 協力的な心を見せる
- 時間を守って参加する
- 事前に質問を準備する
- 保護者の雰囲気を理解する
- 発言内容に注意する
の5つに絞ってお伝えしてきました。
最近は、家庭訪問が無くなり、個人面談を実施する学校が増えています。
子供の個人的な困りごとや、マイナスな気持ちは個人面談で相談するようにして、保護者会では、ポジティブで生き生きとした部分を周りの保護者にも見せられるといいですね。
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