そろそろ年度末ですが、親が新年度を迎える前に済ませておくべきことはありますか?
1年の締めくくりとなる年度末は、春が近づいてきていろいろなことをできるチャンスです!
小学生の親御さんが年度末にスッキリさせておくとよいおすすめを紹介します!
3月に入ると2~3週間ですぐに春休みに入ります。
学校での生活は、1週目あたりにはほぼすべての学習は終わり、各教科で学年の総復習をします。
3月は、新入生を迎える準備や、6年生を送る会、卒業式練習など…各学年で行事に向けての準備や練習も行い普段の生活とは少し違う頃です。
保護者としては、新しい学年で使う学用品の準備や春物・夏物の準備などに目が行きがちですが、
今回は、新年度を気持ちよく迎えたい保護者の方向けにおすすめの準備を紹介していきます!
成績表や成果物のファイリング・収納
年度末は、各学期に持ち帰ったプリントや作品などの成果物を整理して収納することをおすすめします。
はっきり言ってとっておくと、かなりスペースをとるし、どうせ見ないでしょ…と思います。
でも、とっておいてくれたということは、間違いなく次へのやる気につながるなと担任をしながら感じています。
担任をしていると、図工や家庭科など作品を作る学習中に、クラスに何人かは「うちのお母さん、私の作品すぐ捨てちゃうから…」と悲しそうに話してくる子がいます。
保護者に話を聞くと「捨てていいか聞いたら、いいっていうんです」という返答が多いです。
そういう時には、「捨ててもいい」は「取っておいてくれたら嬉しい」と捉えてくださいとお伝えしています。
捨ててよいもの
学習系の成果物は、処分しても大丈夫なものが多いです。ただ、子供と一緒に振り返りながら丁寧に処分してください。
「1年間でこんなに頑張ったんだね!」と頑張りを褒めることで、子どもの次年度のやる気につながります。
・各教科で学習したプリント
・漢字ドリルや計算ドリル
・単元ごとのテスト
取っておくべきもの
以下のものは、後で振り返った時に思い出になるもの、使えるものです。
大きめの収納BOXに入れて、大きく「○年生の思い出」と書いて本人の目に入る場所に置いておくとよいでしょう。
塾のプリント整理は、張り切ってやってるんですけど、学校のことはおろそかでした…という保護者の方も多く見かけます。
塾のプリントの多さに比べたら、学校の成果物は穴開けて紐を通すか、パチリと写真におさめるかと簡単なものが多いです。
低学年も高学年も自分の頑張りを褒めてもらうことは、嬉しいことです。片付けながら、ぜひチャレンジを!
・ノート(担任が変わらないと、次の学年でつづきを使う場合もあります)
・教科書(前の1年分は持っておくと子どもも安心です)
・成績表
・廊下や教室内で掲示していた作品(立体物は写真で保存しても◎)
習い事の整理・目標設定
新年度に入っても、習い事を継続するか否かを家族で話し合っておきましょう。
その際、現状を共有したり、目標を設定したりすることでダラダラと続けてしまわずにすみます。
中学年・高学年になって周りが見えてくると、「実は私、僕はこれを習ってみたいんだ!」と意欲をみせる子もいます。
意欲があれば、ある程度距離が離れていても、一人で習い事に通うことができますから、家庭の状況に合わせて、子どもの習い事を整理してあげてほしいと思います。
次の学年の学習内容を知る
新年度になって大量に持って帰ってくる教科書をチェックするのは大変です。
最近は、教科書会社が内容の一覧をHPにあげていることが多くありますから、それらを参考に次年度の学習内容をおおまかに把握しておくことをおすすめします。
「〇年生 理科 年間指導計画」と検索してみてください。
おおまかに把握できていれば、家族旅行の参考になったり、新しく買う本の参考になったりして便利です。
例えば・・・
1年生は1学期にひらがな、2学期にカタカナ、漢字
2年生は2学期に九九
3年生は社会科と理科がスタート、電池を使って実験
4年生は各都道府県の学習、天体の学習
5年生は日本の農業・工業の学習や調理実習、ミシンを使う
6年生は歴史、気体の学習
おまけ お世話になった先生へメッセージを書く
終業式の前日までに、私は子どもがお世話になった担任の先生にお手紙を書いています。
我が子と多くの時間を共有し、教え導いてくださった先生に感謝の気持ちを伝えたくて毎年書いています。
小さなことですが、一つ一つの縁を大切にしている姿が、子どもにも伝わればいいなとも思っています。
まとめ
今年度のことは、今年度のうちに済ませておくことをおすすめしておきます。
新年度は、子どもにとってナーバスになりやすい時期です。
新年度に入ってから、保護者がバタバタ過ごしていると、子どもは敏感にそれを感じ取ります。
保護者が余裕を持って過ごすことで子どもも余裕をもったスタートがきれるものだと思います。
この記事を読んで、少しでも新しい学年を気持ちよく迎えられる参考になれば幸いです!
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