今度、個人面談があります。
どんなことを担任の先生に聞いたらいいのでしょうか。
家庭訪問や通知表の所見欄の廃止をする代わりに
個人面談を設ける学校が増えています。
限られた時間でお子さんの様子を聞くにはポイントが必要です。
小学校生活は、保育園や幼稚園と違い、なかなか様子が伝わりづらいことでしょう。
小学生になると、都合の悪いことは言わなくなってしまうこともあります。
文科省では、オンラインによる個人面談も推奨し始めました。
(参考:個人面談のオンライン化|文部科学省)
しかし、個人面談は15~20分と非常に短い時間しかありません。
なるべく効率よく子供の姿を知るためには、ポイントを絞って担任の先生に質問することが大切です。
今回は、個人面談を控えている保護者のみなさんに向けて、気を付けるべきポイントを3つお伝えしていきます。
小学校の個人面談で聞くべき「生活面」
学習の進度や理解力は、ある程度把握できますし、担任からも話があることでしょう。
保護者がポイントを抑えて聞くべきことは、掃除・給食・身のまわりの整理などの生活面での様子です。
家では、親が手を出してしまいがちなことを学校ではどの程度できているのか聞いておきましょう。
- 掃除は積極的にやっているのか
- 給食は残さず食べているのか
- 道具箱やロッカーは整理できているのか
急に聞かれても担任が把握できていない場合もありますから、事前に聞きたいこと連絡しておくのもおすすめです。
また、ロッカーや道具箱については、授業参観や保護者会などでクラスを訪れる際にこっそり見ておくと把握することができます。
小学校の個人面談で聞くべき「友人関係」
仲の良い友達の話は、家でも出てくるかもしれませんが学校は、班活動や係活動など普段は話さないような友達とも関わる場面がよくあります。
- 休み時間は誰と過ごしているのか。
- 男女分け隔てなく接することができているか。
- グループ活動の様子(リーダーか、意見は言えているか、聞き役か…)
中には、うちの子はいじめられているのではないか、孤立していないかと心配する保護者の方もいらっしゃることでしょう。
担任が、一人で過ごす子に対して、どんな考えをもっているかも知ることができます。
「もっと積極的に友達に声をかけてほしい」と考えているのか、
「一人の時間を大切にしてほしい」と考えているのでは、家での声掛けも変わってくるでしょう。
友達とどのように関わることができているのかを聞いておくことは、子供を深く知る上でとても大切です。
我が子の新たな一面を見ることができるかもしれませんね。
小学校の個人面談で聞くべき「授業態度」
一口に授業態度と言っても、評価できる場面は様々です。
- 分かったことや知っていることに挙手をしているか。
- 授業中に発言はよくしているのか。
- 授業中は背筋が伸びた良い姿勢を保てているか。
- 発言している友達をしっかりと見て聞いているか。
など、評価できるところがたくさんあります。
このような授業態度は、家では最も見えにくい部分です。
また、授業参観などでも、大勢の大人に囲まれて、良い子を演じている部分があるかもしれません。
普段の授業を受けている態度は、しっかりと担任から聞いておきましょう。
しかし、姿勢や発言はすぐに治るものではありません。
地道に改善していくことができるよう、個人面談の機会に授業中の様子を共有することが大切です。
まとめ
今回は、個人面談で聞いておくべきことを3つ紹介しました。
- 生活面
- 友人関係
- 授業態度
どれも、子供本人の話や家庭での姿から想像のできることですが、小学生は自分の都合の良いように話を変えてしまいます。
毎日子供の姿を見ている担任の先生から、包み隠さず事実を伝えてもらうようにしましょう。
その際、「家ではこのように話している」と、伝えることで、より具体的な様子を聞くことができるでしょう。
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