学校で子どもがケガをさせられた時の対処法

コラム【子育て】
保護者パパ
保護者パパ

うちの子が学校で友達にケガをさせられました。

担任の先生からの説明がないのですが、親として状況が気になります。

どのように対応したらいいのでしょうか。

そっちょく先生
そっちょく先生

学校という保護者の見えないところで、子どもがケガをして帰ってくると不安ですよね。

今回のケースのように、学校からの説明がない場合は保護者がどのように対応するべきかお伝えします。

学校で起きたケガの場合、たいていの学校では『首より上のケガ』の場合は必ず保護者に連絡をすることになっています。

膝をすりむいたり、どこかにぶつけてあざができたりなどでは、連絡しないことが多いです。大きなケガの場合は心配ですから、子どもが家に帰ったころに電話して様子を聞いたりすることがあるかと思います。(担任の裁量部分です)

もし、学校からの説明なく、下校後も痛がっているようなケガや、見た目に分かる大きな傷があった場合にどうしたらいいか悩む保護者の方も多いでしょう。

いきなり学校に怒鳴りこむことなく、子どもにも影響のないように対応する方法をお伝えします。

今現在そのような状況の場合は、深く深呼吸したあと読み進めてくださいね。

子供から事情を聞く

まずは、

いつ・どこで・誰と・何をしているときにケガをしたのか話を聞きましょう。子供が伝える時に、話にフィクションが混ざってしまったり、忘れてしまったりすることはよくあることです。

子どもがケガをしているのですから、不安な気持ちになると思いますが、保護者は気持ちを表に出さず、ゆっくりと聞きましょう。

後で聞き取ったことをもとに担任と話しますから、必ずメモを取っておきましょう。

連絡が無い場合、担任が気付いていないことがありますから「このようなケガだった」と分かるように記録写真を撮っておくこともおすすめです。

学校(担任)に問い合わせる

家で子どもから聞いたことをもとに、学校に問い合わせましょう。

問い合わせ方法は、連絡帳か電話です。緊急性によって使い分けましょう。

急がなければ連絡帳

だいたいの状況が子どもの話から分かり、その日のうちに病院に行かなければならないほどの大きなケガでなければ、連絡帳を通じて担任に知らせましょう。

小さなケガだからと思わずに、連絡した方が担任にとっては大きな気づきになります。

モンスターペアレントになりたくないからと、担任とのやりとりを敬遠する保護者がたまにいますが、連絡帳に2~3行のやりとりなら担任にはあまり負担ではありません。

ただし、今回のケースは、保護者に不安な思いをさせていますから連絡帳の1ページ分くらいは、しっかりと思いのたけを書きましょう。(見開き1ページになりそうな場合は、ショックが大きそうなので電話がおすすめです)

連絡帳に書く内容は

1)ケガがあった事実

2)今朝のケガの具合

3)連絡が無く不安だったこと

4)今後のケガをさせた友達との関り方を尋ねる

おそらくその日のうちに返信が書かれるか、電話がかかってきます。

急ぐならば電話

すぐに病院に行かなければいけないようなケガの場合は、聞き取った内容をもとに病院へ行く途中や病院での待ち時間に学校へ電話しましょう。

ケガの状況報告

次の日になって病院の診察を受けたり、安静にしなくてはならなかったりして、学校を欠席しなければいけないこともあります。

ケガの具合を報告する時には、電話をかけて、学校側が把握しているケガした時の状況を聞けるといいでしょう。

保険適用のため電話がベスト

学校でケガをした場合は、「スポーツ振興センターの保険」が適用されるため、担任だけではなく保健室の養護教諭の先生と連絡をとる必要も出てきます。

連絡帳ではなく、保護者から直接電話で状況を報告してもらえたほうが、担任・養護教諭・管理職で情報が共有できるので担任の先生としては助かります。

担任が、関係した友達からの事情を聞く時間が取れていれば、この時に状況を聞くことができるでしょう。

担任が授業中などで、電話に対応できなかった場合は、「ケガをした詳しい状況を聞きたいので、後ほど電話がほしい」と伝えておくといいでしょう。

ケガした状況を聞いて怒りがおさまらない場合

ケガの大きさによっては、ケガをさせた子の親にも謝ってほしいと思うこともあるでしょう。その場合は、家庭での怒りの度合いを学校に伝えてみましょう。

お父さんとお母さんだけで、怒りを募らせていてもいい方向には向かいません。事実を相手の親と共有し、二度と子供がケガをしないように話せるといいでしょう。

直接家に来られるのは困るという場合は、学校で場を設けてもらうなどして、ケガをした側の親子とケガをさせた側の親子、担任、管理職で話し合いましょう。

ケガをさせた友達とのその後について尋ねる

高学年になると子供は敏感に大人の気持ちを察して、ケガさせられたことにあまり触れないこともあります。思い出したくない場合もあります。

親としては、ケガをさせた子とのその後が気になるでしょうから、本人ではなく学校に尋ねてみるとよいでしょう。

その後について尋ねることで、「親はいまだに心配しているんだぞ!」ということを、担任に伝えることもでき、担任も気にかけるようになります。

ただ、あまり気にかけすぎても親の方が辛くなってしまいますから2度目が無ければ、子供の通過点として心の隅に置いておきましょう。

まとめ

子供が学校でケガをして帰ってくるということは、親にとって見えない場所で起きたことで、とても不安になります。

誰でも不安に思うことですから、どんなことがあったのか子供の口からでは分からない、あいまいな時には学校と連絡帳や電話で連絡を取ってみましょう。

意外と先生が把握できていないようなこともありますから、連絡をもらえると担任は、トラブルのあった子の関係性をよく見るきっかけにもなります。

大事なのは、「子どもがケガをしない学級であること」です。それは、担任も子供たちも保護者もみんな同じ理解です。ケガした状況とその後の様子を知ることができればで、だいぶ親の不安は解消されます。

この記事が、不安な保護者の助けになれば幸いです。

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