年少さんの夏休みの過ごし方

コラム【子育て】
保護者ママ
保護者ママ

子供が夏休みにしておいた方がいいことはありますか。

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

年少児から夏休み=特別な成長期間として捉えて過ごすことは

とてもいいことだと思います。

共働き家庭の多い昨今では、子供の夏休みの特別感が薄れています。

親にとっては、学校が休みになって、学童にお弁当を持たせなくてはいけないなどの負担が増える期間になっていて、特別なにかできる雰囲気ではなくなっていると感じています。

しかし、約40日あまりある夏休みは、身も心も子供が大きく成長できる期間ですから過ごし方はとても大切です。

今回は、年少さん(3歳児)に焦点を当てて、我が子はどんなことをしていたか失敗談・成功談をまじえてお話ししていきます。

国語系

運筆・めいろ

鉛筆の正しい持ち方や、筆圧は、慣れが必要です。

市販のワークブックを用いて毎日決まった時間にこつこつと取り組ませました。

飽きてきたときには、色鉛筆に持ち替えさせたりして、投げやりにならないように気を付けました。

かるた

3歳児の頃に平仮名や、カタカナを習得しました。

読み札のリズムが良く、子供が覚えてしまうようなかるたがおすすめです。

我が家は五味太郎さんの「あいうえおかるた」で遊びました。

暗唱・音読

Eテレ「にほんごであそぼ」に出てくるものを母が一節ずつ口頭で教えました。

・寿限無

・十二支

・いろはにほへと

言えたら動画で撮ってNHKに投稿すると話すと、モチベーションが上がっていました。

算数系

パズル

タングラムやフェニックスパズルなど、ひらめきやセンスが必要となるものを取り組ませました。

普段より夏休みは時間があるので、じっくり考えることができます。

じっくり考える癖がつき始めたのは、この頃だったので効果があったのだと感じています。

数字盤

我が子は、数字は100まで言えても、音声だけで覚えているのが丸わかりでした。

10進法に気づかせるために、1~10のカードを並べる。

1~20。1~30とどんどん増やしていき、数字の並びの不思議さにも触れて楽しみました。

位取りにも気づき始めるので、年中になって100より多い数を学ぶことがスムーズでした。

はかりあそび

Eテレ「ピタゴラスイッチ」で100グラムぴったりにするコーナーがあり、真似をしてやらせました。

数字盤で培った知識を活かして、「今35グラムってことは、100までまだまだだな」と、考えることができていました。

重さを試しているのに、子供にとっては数量感覚が身につくあそびでした。

理科系

昆虫採集・日帰り自然体験教室

年少から参加OKの体験教室に行かせました。

人見知りをあまりしないタイプなので、特に心配はありませんでした。

同じグループの子もみんな個人での参加で、1日で仲良くなれて充実していたようです。

自然のプロにお任せすることで、母の苦手分野の知識や経験を吸収させることができました。

夏野菜を育てる

なす、ピーマン、トマトなど、夏休み中に収穫できるものが3歳児にとっては達成感があり嬉しいものだと思います。

まめな世話は親の担当となるので、負担は大きいですが、毎日実がなるのを楽しみにしている姿はとても愛おしかったです。

毎日、水をあげることで植物を世話するという優しい心も育めたように思います。

影絵あそび

光と手と壁の距離の関係を何度も試しながら、あそぶことができます。

「影がこんなに大きくなる!」と大発見があったり、

「ぞうは、どう作ろうかな?」と、一生懸命指を動かしたりしてまだまだ指を自由になめらかに動かせない我が子にとっては一石二鳥のあそびでした。

社会系

地図を見ながら散歩

よく行く公園までの簡単な地図を書いて渡しました。

散歩の前には地図を見ながら「この角はなにがあるかな?」と声掛けをしておき、散歩に出かけました。

曲がり角や信号で、地図を確認すると子供から

「ここには、花屋さんがあるね」と

新たに目印が追加されて、帰ってきてから書き足していくとなかなか詳しい地図が完成しました。

ただ、普通の散歩より時間がかかるので夏休みの炎天下の中行くのはつらかったです。

朝の早い時間をおすすめします。

道路標識

マークに関する絵本や図鑑はたくさん出版されています。

子どもも興味を持ちやすいです。

お散歩の際に道路標識に注目しながら歩くと、マークの知識とつなげることができました。

おかいもの

普段は幼児がお買い物をする時間的余裕がありませんが、夏休みなので特別にチャレンジしました。

日本テレビ「はじめてのおつかい」で泣きながら買い物に行く子どもを観てしまったので、かなり嫌がられました。

お店の外で待っていて、子どもだけで買ってくるという経験でしたが、子どもにとっては大冒険になりました。

お店が空いていて、なじみの店員さんのいる時を狙ってチャレンジさせました。

音楽系

リズムあそび

四分音符・四分給付のカードを4枚ずつ作り、リズムうちをして遊びました。

「タン」「ウン」を組み合わてリズム打ちが楽しくできるようになりました。

夏休みの終わりには、八分音符も登場させてみましたが、少々難しかったようです。

鍵盤あそび

おもちゃのピアノにマスキングテープに「ドレミファソラシド」を書いたものを貼りました。

人差し指ですが、階名を歌って曲を弾く楽しさを味わいました。

きらきら星や子犬のワルツが取り組みやすかったです。

体育系

水遊び・短期水泳教室

近所のスイミングスクールで夏だけ開講している教室があったので、4日間通いました。

生活リズムも整い、疲れて夜はよく寝てくれたので助かりました。

家での水遊びの際にも、水泳教室で習った、顔付けを実践して遊んでいました。

体幹トレーニング

発達支援で用いられているような、体幹トレーニングを実践しました。

片足立ち、空気椅子、その場でジャンプ(地面の円の中で)

朝、親子でやるとスッキリします!

体幹が弱いとよい姿勢が保てず、学校に入学してから苦労します。

図工系

おりがみ

慣れていなかったので、1回折りのものからスタートしました。

ねこや、犬、チューリップなどたくさん作って、あとで顔を描き足しました。

手紙に貼り付けて祖父母へ送ったり、大きな絵を制作したりして楽しめました。

はじき絵

クレヨンと絵の具の関係に楽しみながら気づくことができました。

いつも描いているクレヨンの絵に、「ヒヒヒ!絵の具で上から塗ってしまうぞー!」と脅かして、絵の具をはじくところを見せたら大喜びで自分もやりたいモードになりました。

親が書いた絵にも絵の具をぬったりできました。

ただクレヨンの丸の中を絵の具で塗るといった、「色塗り」までは年少さんには難しかったです。

道徳系

お手伝い(毎日できるもの)

我が家では、

・食後の食器の片づけ

・花の水やり

・お風呂掃除(洗剤なし、スポンジのこすり洗い)

を担当させていました。

暑中お見舞い

幼稚園の先生、習い事の先生、祖父母に出しました。

郵便局で、かもめ~るを購入するところからわくわくしてくれていました。

お返事をもらうことも楽しみにしていたので、親族には小さく「お返事待ってます!」と私が書いておきました。

返事をもらうことは、次への創作意欲につながると信じています!

まとめ

見出しが教科ごとのため、早期教育のようですが、内容は知育です。

夏休みは、子供の過ごし方を親が方向づけしなければならないと感じています。

習い事をしている場合には、そちらの夏期講座・サマースクールに参加するのもいいですね。

過ごし方を共有するためには、ホワイトボードなどでその日のタイムスケジュールや目標を見える化することが有効でした。

成果物は、まとめて取っておくと、夏休みの最後に「わあ!自分はこの夏こんなに頑張ったんだ!」と自己肯定感を高めることができます。

小学校受験するしないに関わらず、年少さんにとっての長い夏休みを大切に過ごしたいですね!

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