東京の公立小学校で見る住みたい区ランキング

コラム【子育て】
保護者ママ
保護者ママ

家を買うにあたって、子供の教育にいい区を教えてください。

そっちょく先生
そっちょく先生

お子さんの生活環境を考えて家を購入されることは、とてもいいことだと思います。私の教員経験からおすすめの区を3つ挙げます。

現在、東京都には1000校以上の小学校があります。

その多くは、区立や市立の学校です。

私自身、結婚して家を買おうとなったときに悩んだのが住むエリア=住む区でした。

もちろん夫婦の職場に通いやすいか。

治安はいいか。

などは、考えましたが一番は

子供が通う小学校はどんなところか

ということを、考えながら物件を探しました。

公立の小学校の教員ならではの発想かもしれませんが、

一度住んでしまうと、学区にはなかなか逆らえません。

中学受験するから6年の辛抱とも言えません。

本来、同等であってほしい公立小学校ですが、区によってその特色や制度は様々です。

今回は、私のおすすめする区を3つ紹介していきます!

1.文京区

中学受験に強いとされる3S1Kが有名な文京区です。

誠之小学校(S)、千駄木小学校(S)、昭和小学校(S)、窪町小学校(K)

文京区は、周りに大学が多く、住んでいる多くのご家庭が大学までを進学先と考えています。

大学まで意識すると、中学受験をさせる家庭が多いですから公立小学校もレベルが高くなります。

文京区には、東京大学、お茶の水大学、東京医科歯科大学、東洋大学などがあります。

子供自身も大学を身近に感じることができ、学ぶことを自然なものとして受け入れられる環境があるため、おすすめです。

2.渋谷区

教育のICT化が進んでいる区です。

23区の中でいち早く全生徒にタブレットを配付していたのではないでしょうか。

「5・6年生のみ配付」とか「授業中のみ」とか、なかなか広がらないハード面での問題をクリアしていて頭が下がります!

このタブレットは、平日は学級の後ろにおいて、授業で使い、週末は家に持ち帰り課題を行います。

コロナ禍では、人気講師の授業が見られるスタディサプリが見られることから受験生の保護者には好評だったようです。

渋谷区には企業が多くあるため、多額の法人税を徴収しているために教育にも効率よくお金を使うことができています。

また公立小学校から中学受験を考える層も厚いため、公立小学校のレベルも高いのでおすすめです。

3.目黒区

目黒区は、独自教材「Welcome to Meguro」を使って、外国語教育に力を入れています。

現在小学3年生からの必須となった外国語教育ですが、結構高度なことをやってます。

高度なんだけど楽しく!嫌いにならないように現場は必死です。

英語は習うより慣れろ!楽しんで学習に取り組める環境は素晴らしいです。

また、ダントツで人気なのが東山小学校ですが、他の小学校も昔からの目黒っ子チルドレンが多いです。

それだけ住みやすい土地なのだと思います。

公立小学校にとって大切なのが、その小学校を支えてくれるコミュニティです。

自分の町の小学校を大切にしてくれる環境、見守ってくれる環境がある目黒区、おすすめです

4.おわりに

教員としては、どこの区も同じような教育レベルでありたいと願うのですが、現実問題そうはいかないのが心苦しいところです。

私が復職したときには、地域間の教育格差を少しでも無くせるよう、今から考えていきたいな

と、書いていて改めて思いました。

また、今回あげた区以外でも、23区でありながら規模の大きい学校はおすすめできます。

児童数が多ければ教員も多くなります。教員が多くいると目が行き届きますし、いじめの小さな芽にも気づきやすくなります。

そのような学校は、たとえ子どもが何かにつまずいても、他で挽回できたり、ほかの友達と上手くやれたりという余地があります。

あまりに中学受験率が高いと、学校の授業を馬鹿にする子が多くなり、学級崩壊してしまうことがあります。

都立高校への進学熱が熱い、地元中学へ行く子が一定数いるような小学校だと安心ですね。

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