教員が異動先に選びたい区【②副都心部】

コラム【学校教育】
都内教員
都内教員

家からの通勤が便利な渋谷区・新宿区・豊島区・文京区に異動したいと考えています。

それぞれの区に特色はありますか?

そっちょく先生
そっちょく先生

各区にで特色のある教育を行っています。

教員が公募で異動したい区を選択できるようになりましたから、事前によく区の教育施策を知っておくことで理想的な異動ができますよ。

今回は、23区を4つに分割した時に、副都心部にあたる、 渋谷区・新宿区・豊島区・文京区 の特色ある教育に目を向けて紹介していきます。各区の教育委員会がHP上で公表している内容をもとに比較していきます。

異動を希望している教員だけでなく、保護者の方も自分が住む自治体やこれから住もうと思っている自治体の教育に関心を持っていただけたら嬉しいです。

それぞれの区の教育に小学校教員目線で私のツッコミも入れていきます!

渋谷区

・ICT 教育の推進(双方向型オンライン授業、授業のハイブリッド化等)

・コミュニティ・スクールの推進

渋谷シティプライド(「シブヤ科」の全校開始)の育成

・オリンピック・パラリンピック教育の推進

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

オリンピックが終わってもオリパラ教育を推進するとは、驚きました。

渋谷区には、国立競技場や代々木体育館、オリンピックセンターなど

オリンピックと縁がある場所が多いですから子供にもなじみがありそうです。

新宿区

・ 新宿区版GIGAスクール構想

・ 国際理解教育及び英語教育 に取り組む。

・保幼小連携・小中連携教育

・伝統文化理解教育

・まちと家庭と学校をつなげる教育の実現。
例: 地域協働学校(コミュニティ・スクール)、 学校図書館の充実、 学校防災対策
   スクールコディネーター・スクールスタッフの充実

外国籍等の子どもへの日本語サポート体制の充実

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

都内で一番先に全校ホワイトボード化したのは、驚きました。

(ホワイトボードの良さは、疑問ですが。)

外国籍多めの校区は、教師の対応が大変そうです。

豊島区

SDGs 未来都市・自治体 SDGs モデル事業として多様性を備えた教育の実践

・ 児童生徒・教員一人1台のタブレットPCを配備し、LTE 通信で快適な ICT 環境

・ オンラインを積極的に導入した教員研修

・区内 2 校が、コミュニティ・スクールとなり、学習支援や放課後活動等、学校と地域
が連携して、子供の成長を支える体制

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

SDGs教育は今注目されていますから、実践授業や校内研究に意欲がある先生によさそうです。

郷土の要素が少ない印象がありますが、マンガや舞台芸術の街として注目されようとしています。

区庁舎が新しくてきれいです。

文京区

・電子黒板をはじめとする充実したICT環境

英語力向上の推進体制(例:ネイティブの先生を全校に配置、TGGの活用)

  ※TGGとは、2018年に青海にオープンした体験型英語学習施設。

・区内に多くの大学があるため、大学生のボランティアを活用した学校活動の支援体制

・一人一人の障害の特性に応じた特別支援教育の充実

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

3S1Kと呼ばれる学校には、教育に対して意識の高い家庭が集まります。

大学生ボランティアの支援は、助かる場合が多いです。

子供たちもお兄さんお姉さん先生と元気に外遊びができます。

まとめ

どの区も駅から近い学校が多く、人気のエリアです。

渋谷区はオリパラ教育

新宿区は国際理解教育

豊島区はSDGs教育

文京区は英語教育

それぞれ力を入れている分野が違ったので、異動先を考えるときには、自分の専門分野とのつながりが一番スムーズなものを選ぶと良いでしょう。

副都心部は、特色ある教育がはっきりしていました。

もちろん施策は、区長の交代によってガラリと変わる場合がありますから、地域の文化財や教育施設なども考慮に入れることをおすすめします。

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