教員が異動先に選びたい区【①都心部】

コラム【学校教育】
都内教員
都内教員

公募による異動を考えています。

東京出身ではないので、特に希望は無く、都心ならば家から近いのでどこでもいいかと思ってました。

23区それぞれの教育の特色はありますか?

そっちょく先生
そっちょく先生

各区で差別化を図るために特色のある教育をしています。

せっかく各区の情報を見聞きして、自分の異動先が選べるようになったのですから、独自の教育施策に注目して自分の力を存分に発揮できる異動先を見つけましょう。

今回は、23区の中でも都心部である、千代田区・中央区・港区の特色ある教育に目を向けて紹介していきます。各区の教育委員会がHP上で公表している内容をもとに比較していきます。

異動希望の教員だけでなく、保護者の方も自分のすんでいる自治体やこれから住もうと思っている自治体の教育に関心を持っていただけたら嬉しいです。

所々で小学校教員目線で私のツッコミも入れていきます!

千代田区

・GIGAスクール構想をきっかけに、タブレットを一人一台持つ体制が各校園で整備されている。

・タブレット学習による、協同学習と個別最適化の充実に熱心。

・地域の人材と協力し、千代田区の伝統や文化を教育に活用している。

(例:神田雷神太鼓、江戸囃子 等)

・各校の代表児童を集めて、大学と連携した本格的な科学実験ができる科学教育センターを運営している。

・地域で活躍する指導者を招へいし、様々な部活動を本格的に行うことができるように支援している。

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

小学校8校、中学校2校しかないので、かなり手厚く見てもらえるのが千代田区の良いところです。

企業が多く、税金が多く集まりますから教育への予算は潤沢です。

中央区

・読書やスポーツ、自然体験などあらゆる場を活用して一人一人が主役となる機会を作り、感動や共感といった心揺さぶる経験を通じて、人間ならではの感性や創造性を育む教育を推進する。

・学習の基盤となる情報や文章を正しく読み解く力の向上、豊かな心・いじめを許さない強い心の育成、規則正しい生活習慣・日常的な運動習慣の定着など、「確かな学力の定着・向上」「子どもの
健全な育成」「健康な体づくり」に取り組む。

・教育的な課題が多様化・複雑化する中で、子どもたちが自ら持つ能力・可能性を最大限発揮できるよう、一人一人の状態や状況に応じたきめ細やかな教育を行う。

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

当たり前なことしか書いていませんね。

日本橋、銀座、月島が学区のため、代々住んでいる家庭からビルの上の方に住んでいる子までいろんな子が一つの学級に集まるのが中央区です。

港区

・小学校(隣接学区限定)、中学校(区内全域)で学校希望選択制を実施

・3学期制、月2回の土曜授業の実施(夏季休業期間中に学校閉校期間を設定)

・教育課程特例校では、英語のコミュニケーション力を高めるため、小学校国際科及び中学校英語科国際の授業を実施

・日本語学級を設置(笄小学校及び麻布小学校並びに六本木中学校)

・国際学級を設置(東町小学校及び南山小学校)

・特別支援教室を設置(小・中学校全校で実施)

そっちょくせんせい
そっちょくせんせい

学校希望選択制は、学校同士が切磋琢磨できるので個人的には導入してる区は偉いと思います。

家庭でも、どんな力を我が子に身に付けさせたいか教育に関心をもつことができます。

まとめ

今や、タブレットを一人一台持っていることは、当たり前です。

特別支援について熱心なのもどの区でも当てはまります。

違いを見つけるには、地域性が着目するべきところなのだと改めて感じました。

子供たちにとって、学区はふるさととなる場所です。学区に文化財や施設が整っていると、学びが深まると感じました。

地域を愛せる子供や家庭は、心も穏やかです。

都心という利便性だけで選ぶのではなく、郷土の良さも選択の材料にしたいですね。

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