中古の戸建てを購入し、内装をリフォームすることを考えています。
どのような手順で、進めましたか?
私は、フィナンシャルプランナーに相談し、今後のキャッシュフローを考えた結果、実家をフルリノベーションして住むことにしました。
当初、自宅を取り壊して新築を建てる予定でした。
しかし知り合いの不動産屋さんに「日本の木造住宅なら50年は住めるよ」と言われ、築25年の実家はまだまだ骨組みなど使えるところはたくさんあるのだと認識し、考えを改め、フルリノベーションをすることにしました。
私の中では…
そのままでも住める場所を、さらに快適に住めるように改築することがリノベーション。
経年劣化した部分を直す、修繕の意味合いが強いのがリフォーム。
と捉えています。
しかし、いざリノベーションを考えはじめると築25年の実家、どこを探しても設計の時の図面がない!
こんな状態でもリノベーションできるのか心配でしたが、なんとかなりました。
今回は我が家がどのようにリノベーションを進めていったかをお話します。
リフォーム雑誌・WEBで情報収集
まずリノベーションを専門にやっている会社を調べました。
施工した部屋の雰囲気は各会社によってカラーがありました。
・鉄骨アイアン系
・木材たっぷりナチュラル系
・POPなカラーで子どもいきいき系
理想のおうちの雰囲気は、この情報収集からピンタレストにまとめておくと後々便利です。
施工会社の立地も重要でした。何度も足を運ぶことになるので、自宅から通いやすいところに事務所をもっていないと困ります。
また、営業時間も要チェックです。日曜が休みのところは、当然土曜日に相談客が集中し、予約がとりずらくなってしまうので我が家では避けて、土日に営業している会社を選びました。
気になった3社に問い合わせ
ホームページから、3社にメールで問い合わせて、一度ヒアリングしたいから会社まで足を運ぶように言われました。
その際に伝えたことが
・もともとの設計図面がないこと
・プランニングの要望
・リフォームローンについて知りたいということ
です。
図面については、無料図面ソフトで私がなんとなく作成したものをたたき台にして話を進めました。3社とも契約後にきっちり測るので、設計図は無くても大丈夫というお話でした。
ただ、計測する&図面をイチから作る分のプラス料金がかかるという会社もありました。
次に、プランニングの要望について詳しく聞かれました。
部屋の数やイメージている部屋、リノベーションのテーマ、夫婦の趣味など結構突っ込んで聞かれました。
このヒアリングをもとに、会社内でアイデアを出し合うそうなので、もっと準備していけばよかったと後悔しました。
ローンを組んで大々的にリノベーションをするつもりだったので、ローンシミュレーションも立てていただけるようにお願いしました。
どの会社も、提携しているローン会社さんがあったので、話がスムーズでした。
と同時に、実際に会社に伺ってみて初めて、その会社の雰囲気が分かりました。
「ホームページは今どきなのに、お茶出し・上下関係など旧態依然とした会社だな~」とか、
「子供のためにおもちゃを出してくださって、アットホームな雰囲気の会社だな~」とか、
これから長くお世話になる会社なので、担当者さんや会社の雰囲気をよーく見ておきました。
我が家は長時間の打ち合わせでもドリンクフリーな会社が嬉しかったです!
現場調査で家の現状
3社とも1時間くらい時間をかけて家の状態をみてくれました。
普段は見ない屋根裏や、床下も見てくれて、いよいよ始まるのだなと思えました。
部屋のインテリアの雰囲気や、荷物の量もプランニングの材料になるということなので、ありのままの家の様子を見てもらうといいと思います。
図面がないため、どの会社も複数人で来ていただき、間取り図作成のためいろいろなところを採寸していかれました。
立ち話をしながら、いろいろヒアリングされるので、3社同じことを情報として伝えるのが大変でした。(あとで比較しやすいように)
見積り・プランニング(ここまでは、タダ!)
楽しみにしていたプランニング!
早い会社で2週間、遅い会社で4週間後にプランの説明をしていただきました。
なんとお願いした3社のうち2社は、新築も勧めてきました。
つまり新築のプランとリノベのプランのダブルで提示されました。
「リノベーションしたい」って相談しているのにな…と思いましたが、話を聞くとやはり新築に惹かれました。
ただ金額が全然違うのでリノベのプランで3社を比較し、我が家では
・プランの斬新さ(素人には考えつかない発想)
・担当者さんの人柄
・金額の明細がきちんとしている
という3点を考え、お願いする会社を決めました。
予算を少しオーバーしているプランですが、要望をきっちり詰め込んでくださっていて、日割りしたらたいしたことない!という結論に至りました。
1社と仮契約
問い合わせを始めてから、2か月くらいで契約までたどり着きました。
どのプランもとてもいいものでしたし、担当者さんとも何度かやり取りをしてみなさん丁寧に対応していただいたので、お断りする電話をかけるのは、かなりつらかったです。
仮契約後に、10回ほど通い詰めて、部屋の配置や内装、キッチンやお風呂などの設備を決めました。
2週間おきくらいで、設計会社に足を運び、内容を決めていきました。
並行してドア・窓・トイレ・キッチン・お風呂・外壁・外構・ライト・タイルなどなど、たくさんのショールームに足を運び、忙しくも大変充実した週末を過ごしていました。
仮契約から半年後に見積りも確定し、契約書にハンコを押して本契約となりました。
工事スタート
着工前に設計会社さんと共に、近隣にご挨拶に伺いました。
ご挨拶の品は、「ふきん」。また住み始めるときにも、挨拶に伺うのでとりあえず500円くらいのものにしておきました。
工事期間は3か月半で、工事中は、家財をトランクルームに預けました。
全てをリノベーションするので、仮住まいを設計会社に手配してもらい、そこで生活しました。
子どもがまだ学校に入る前だったので良かったです。
子どもが小学生だと、校区に合わせて仮住まいを自分で借りることになり出費がかさんでいたと思います。
工事中も2週間に一度程度、見に行きました。
事前に施工担当の方に予告し、簡単な差し入れ(夏だったので、500mlのペットボトルなど)をしました。
足場が不安定なので、子どもと行くときは、夫婦が交代交代で子守をしつつ見せてもらいました。
職人さんとお話しできるのも、結構嬉しかったです。
「ここにコンセントで本当にいいの?」とか、
「棚の高さ、もうちょっと上の方が物が増えたときにいいよ」とか、
設計士さんとは違う視点でアドバイスをくれました。
新居完成!!!
引き渡しの一週間前に、設計士さんたちと図面や仕上げ表を見ながら、確認する日があって、すこし手直しがあって、いよいよ引き渡しとなりました。
新しい家具を搬入したり、トランクルームのものを引き上げてきたり、バタバタしますが、きれいで理想通りの我が家は、見るたびにうっとりします(笑)
我が家のお願いした設計会社は、アフターケアも充実していて、1年後ケア、3年後ケア、5年後ケアと継続的に不具合がないか見てくれます。
長く使うものなので、担当者さんがいなくても、確実にフォローがある会社は安心だなと感じました。
入居して、落ち着いてから近隣にご挨拶に行きました。
「サランラップと洗剤(のし付き)」を持って訪ねていくと、みなさん綺麗になった我が家をほめてくださり、嬉しい限りでした。
まだまだローンもあるので大事に大事に暮らしていきたいと思います。
コメント