うちの子、高学年になって塾や習い事で忙しいんです。でも、まだまだ家族で一緒におでかけしたくて…どんなところに行ったらいいでしょうか。
高学年になってくると、出かける先が自分にメリットのある場所なのか考える力もついてきますね。お出かけ先が、学習の先取りや復習になったりするとお子さんも自然と足を運びたくなることでしょう。
小学5年生は、学習内容が日本国内のことに広がります。
残念ながら、学校で社会科見学や修学旅行の際に、訪れることのできる場所は限られています。
実際に見て感じて学ぶことは、確実に子供にとって生きた学びとなります。
お子さんの興味関心に合わせてお出かけしてみてください。
※現在コロナウイルスの影響で、見学を中止している施設もあります。お出かけ前に最新の情報をお調べください。
社会科
・地図と測量の科学館(「わたしたちの国土」より)
地図作りを行っている国土地理院の外部向け科学館です。茨城県つくば市にあり、広々とした館内には空撮のためのヘリコプターや地図記号クイズなどがあります。
・農政局(「わたしたちの生活と食糧生産」より)
リンクは農政局ですが、農政局を情報源に農作物の産地を訪れてください。収穫体験をさせていただける場所もあります。できれば親子で泊まり込みで農家の1日を体験することができると、農作物への感謝の気持ちをもつことができ、食育などにつなげることができます。
・スバルビジターセンター(「わたしたちの生活と工業生産」より)
自動車の生産は、日本を支える工業として学習をします。
トヨタやホンダでも、工場見学を行っていますので製造工程や、そこで働く人の姿、機械化の様子をじっくり見学させてあげてください。
・テレビ局(「情報化した社会と産業の発展」より)
一番のおすすめだったNHKのスタジオパークが2020年に閉館してしまいました。
テレビ局は、学校の先生の引率が条件になっているところが多いため、お近くのテレビ局で家族連れOKのところを探すのは難しいかもしれません。普段見ているテレビを制作側から見ることで、情報を発信している人たちの苦労や工夫を感じ取ることができると思います。
理科
・気象科学館(「天気の変化」より)
こちらでは、気象や地震の観測機器を紹介しています。防災に関する知識を学ぶことができる端末があり、楽しみながら気象について学ぶことができます。
新しい施設なので、子供も一つ一つの展示に触れてみたくなることでしょう。
気象予報士の免許をもつ解説員の方が常駐していて、質問をすることもできます。
・筑波実験植物園(「花のつくり」より)
5年生の理科では、春から実際に植物を育てて観察を行います。発芽や成長の様子を観察しますが、じっくりみれても1種類です。関心のある子は、ほかの植物はどんな種なのだろうと発展的な疑問をもちます。
裸子植物、シダやコケ植物などの本物に触れて、植物の面白さ・不思議さを体験しながら学んでほしいと思います。
・山梨県立リニア見学センター(「電流が生み出す力」より)
磁石については、3年生から少しずつ学んでいますが、5年生では電磁石について学びます。
リニアモーターカーは、磁石の力を利用して、浮き上がって進みます。試験車両や走行の様子を見学することで、学習したことが実用化されていくことの面白さに気付いてほしいと思います。
・人と防災未来センター(「流れる水と土地」より)
阪神・淡路大震災の経験を語り継ぐことを目的に設立された施設です。メインは震災の追体験や復興の展示ですが、災害情報ステーションも常設で展示されています。
世界で現在起こっている自然災害について学習ができ防災・減災に関する知識も得ることができます。
・そなエリア東京(「台風に備えて」より)
そなエリア東京は、防災体験学習ツアー「東京直下72hTOUR」を中心とした防災体験学習施設です。
被災地や避難所の様子を再現した実物大のジオラマ展示で子供にも災害の恐ろしさをわかりやすく示してくれています。また、災害発生後を生き抜くヒントや備えたいグッズの紹介もあり、防災・減災の知識を得ることができます。
施設内にある災害時に国の拠点となるオペレーションルームも見学窓から見ることができます。
・道の駅 すず塩田村(「ものの溶け方」より)
食塩水を作って、何日かおいて食塩の結晶づくりの実験をしても、なかなか本物の塩づくりには結びつきません。
すず塩田村では、昔ながらの揚げ浜式の塩づくりを体験することができます。子供が塩水から塩をつくることに体を張って挑戦できます。
最後に
高学年になると、週末は忙しくてなかなか出かける機会がないかもしれません。
お子さんの学習のために、家族でどこに行こうかと予定を立てる時間も大切です。
少しでもこの記事が参考になりましたら嬉しいです!
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