うちの子の学校は、コロナで社会科見学が中止になってしまいました。外出もなかなかできていないません。
楽しみにしていた行事の縮小は子どもたちも残念がっていますよね。子どもの成長は、待ってくれません。どんな学習も、実際に見たり感じたりしたものにはかないませんから、是非家族単位でおでかけしてほしい場所を紹介します。
小学4年生からは、社会科の学習が自分の住んでいる都道府県レベルの事柄になります。
各都道府県の施設では、社会科見学に対応したワークシートや見学コースが準備されていることが多いです。
今回は、社会科に加えて国語科での学習と関連するスポットも紹介していきます。(お子さんの使っている国語の教科書が光村図書かどうかご確認をお願いします。)
社会科(「」内は関連する単元名)
・東京都水の科学館(「住みよいくらしをつくる」より)
定番の社会科見学スポットです。展示の仕方がわくわくするものばかりで、弟や妹と行っても楽しめる場所です。普段何気なく使っている水について深く知ることができます。
・清掃工場・埋め立て処分場(「住みよいくらしをつくる」より)
壮大なスケールの埋め立て処分場を見ることができます。係員の方にゴミ処理の流れや資源化などの取り組みを説明していただけます。
引率していった時に児童が「え、ここ東京?」という素直に驚いている声は忘れられません。大人も考えさせられる場所です。
2021年1月現在、コロナウイルスの関係で見学は中止しています。
・東京都水道歴史館(「きょう土の伝統・文化と先人たち」より)
水道歴史館は、あくまで一例です。郷土博物館など、自分の住んでいる地域の文化が分かるスポットに連れて行ってあげてください。
東京の西部は、玉川上水なしには発展を語ることができませんから、実際の玉川上水をたどってみたり上記のような水道歴史館で学ぶのは、おすすめです。
・東日本大震災津波伝承館(「自然災害からくらしを守る」より)
令和2年度から、社会科で自然災害について学ぶことが必須になりました。自然災害は地震に限らず、洪水や土砂崩れなどがあります。住んでいる場所の近くで過去に自然災害に見舞われたところへ足を運ぶことで学習が深まります。
国語科(「」内は関連する単元名)
・昭和館(「一つの花」より)
小学三年生の「ちぃちゃんのかげおくり」で初めて、戦争を扱った文章を読みます。その時には、イメージが湧かなかった戦争の残酷さを展示品などから学ぶことができる場所です。
・読売新聞・印刷工場(「新聞を作ろう」より)
紙面を作っている編集局や、新聞が高速で大量に印刷されていく印刷工場を見学できます。
2021年1月現在 規模を縮小して見学を行っているようです。
・新見南吉記念館(「ごんぎつね」より)
新見南吉の原稿や日記、手紙などのが展示されています。新見南吉の生涯を知ることで、「ほかの作品も読んでみたい!」と読書の広がりが生まれる場所です。
・京都伝統工芸館(「世界にほこる和紙」より)
和紙以外にも日本には、誇るべき伝統工芸がたくさんあります。京都伝統工芸館でなくても、授業中に、自分が調べて紹介した伝統工芸品を実際に見に行くことができたら自分の文章を読み返すチャンスになります。
最後に
もし社会科見学に行けたとしても、学校では多くて3か所が限界です。
お子さんの興味や関心に合わせてご家族で出かけてみてください。
家族で出かけた経験や、係員さんの説明、実際に見たことは、きっと高学年になって意見文を書くときに役立ちます。
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